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豊かさを獲るにはどのような方法があるのだろうか、自分にしかない、かけがえのない自分だけ
の個性ある豊かさを育てるには、どうしたらよいだろうか。
そこで引越しして、単身赴任生活を楽しむことをおすすめする。友達と話したり、研修会に出かけ
たり、自己の向上のためには必要である。
しかしながら自己の確率が出来ていない自分がたとえこのような共同の場所に出て教えを受け
ても、それはかえって共同化、一般化してしまう。
すなわち自己の個性が取り去られてしまうのである。そこでやはり自分だけの本当の豊かさを
獲るためには、慣れ親しんだ地を離れ、引越しをし、自分を開発し、自分を教育する自己教育
開発時間が必要になってくる。
すなわち自分が自分を高める時間のことである。哲学者ベルグソンによれば睡眠や食事、日常
の雑務、仕事の時間、家族との時間、友達との時間を引いた、完全に自分の時間が自由に出
来る時間である。
自分の時間を取り戻す絶好の機会は、単身赴任です。単身赴任で引越ししてしまえば、自ずと
自分の自由な時間を取り戻すことが出来るのです。
■ 単身赴任で引越しとなれば、ますます仕事に自分の時間を費せる。
転勤の辞令を受けると、昔は家族は主人の転勤地にいっしょについて行った。しかしいまは子供
の教育上の問題と称して家族は止まり、主人だけが勤務地に行く。
単身赴任の引越しは中年のビジネスマンにとって、またその家族にとって暗黙の了解となった。
しかし子供の教育を建前にするが、本音では案外夫も妻も、自分の時間がもてると喜んでいる
のではなかろうか。
もっとも夫の方は、自分を育てるという習慣がないために、多少の不安を持っていることは事実
である。
したがって単身赴任で引越しとなれば、ますます仕事に自分の時間を費やし、他の人との付き
合い、自分の時間を作ろうとしない。
これではせっかくのチャンスも、自分の確立には結びつかない。もう一度じっくり考えてみよう。
単身赴任での引越しは、夫にとても、妻にとっても、自分の「個」の確立のために与えられた絶
好の機会であることを。
■ 単身赴任で引越ししてきたというと、いろいろな人から同情される。
もちろん長所だけでなく欠点もあるが、この方面から考えれば単身赴任での引越しは、長所は
あまりにも価値が大きいのである。
単身赴任になれば、会社以外の時間は全て自分の自由にできる。この時期こそ、この世に生
まれた自分の使命、自分の個の確率、個の再発掘をする最高の時期なのです。
単身赴任で引越ししてきたというと、いろいろな人から同情される。確かにそのようなさみしい
面もあるが、それ以上のすばらしい機会に巡り会えたことに感謝しよう。